1995年のジェノバモーターショウで発表されたMaserati Ghibli Open Cup。
FIATが新しいギブリの販売強化を狙ってのテコ入れとして、ギブリオープンカップとしてワンメイクのレースを企画。
1995、1996年の2年間このギブリオープンカップは紳士のレースとして開催されたのです。
シーズンエントラント費用は約1000万程度。当然、レースのエントラント費用、メンテナンス、タイヤ代、特別なホスピタリティは
マセラティから供給され、シーズン終了後には車両も公道使用に変更され提供されるという何とも豪華なレースでした。
中でも、上のブルーのギブリが今回のこる象ブルーのモチーフとなる色。
福井のオートフリークさんのギブリカップで有名ですよね。
Ghibli Cup
これはストラダレーレのギブリカップ。ギブリのカタログにある写真ですが、
写真で見ると何か濃いブルーに見えます。こる象へはもう少し薄いブルーをイメージしています。
ということで、この色。何ていう色なのか、色のメーカ名は何なのか。インターネット、メール等を駆使して調べました。
現在判っていることは、この色の名前はブルーフランシア(Blu Francia)、メーカはグラスリッド(ドイツ製)
とういところまで摘めました。コーンズ自動車部お客様相談室の室長様、そして見知らぬ私に色の情報をご教授頂いた、
東京在住のO氏(ギブリカップ青のオーナ様)の両氏に感謝です。
上はO氏から頂いたトランク裏にある色表示タグの画像です。
残念ながら、この映像からは色名、色番号は確認できませんでした。でも、確かにあのオウムのマーク。
グラスリッドのマークが見えます!
上の4枚の写真は、ネットで売り出し中のギブリカップの写真を拝借してきました。
オーストリアにあるこの個体。左上写真でもお判りのように、日差しを浴びると良く発色するこのブルー!
これがこる象ブルーのイメージなのです。
さて、色名までは判りましたが、色番等が無いと話になりません。
このIT社会。インターネットの凄さを身にしみて感じました。エンスーなサイトがあるところにはあるものです。
ブルーフランシアの色のグラスリッドコードを探しました。何となく、信憑性がありそうです。
しかし、如何せんもう10年前の車の情報です。最後は塗装職人の目とセンスに全てが掛かっていることは
言うまでもありません。石崎さーん!ガンバってねー!!(塗装のスペシャリストである石崎板金)
Blu Francia Glasurit Code PAS. 471-E6
Maserati Paint Colours 1993-98
しかし、車の色一つで結構楽しめる物です。エンスー街道まっしぐら。
ご覧の皆様で、この”ブルーフランシア”についての情報がありましたら、是非こるまるまでメール下さい!!
完成予想イメージ図:Corzo Blue!?
最後に・・・色名が判明してちょっとがっかりでした。ブルーフランシア。それってフレンチブルーってこと?
イタ車の中でも憧れのギブリなのに、フレンチブルーは無いよなー、マセラティさん。(笑)